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2021.05.24

blue in green 紺屋の挑戦 天然素材 藍染 雇用創出 児島 岡山 ロングライフデザイン

古くから世界中で使われてきた藍染は、江戸時代には人々の暮らしに根ざしていました。100年続く高城染工は、地元児島で藍染めを今も手作業でおこなっています。

高城染工は、大正4年創業。瀬戸内海を臨む繊維の町、倉敷市児島にて、100年以上続く小さな染色工場です。

干拓地である倉敷市児島では、江戸時代から塩分に強い綿花の栽培が盛んに行われました。豊富な綿を原料に、そして織りや縫製技術を産業の基盤に、時代とともに様々な繊維産業が発展してきた繊維のまちです。

全国の生産量のうち高いシェアを誇る学生服や帆布、畳縁(たたみべり)など、明治の産業改革から日本の繊維産業を牽引してきました。とくに有名なのが、初めて国産化に成功した児島産のジーンズ。今ではジーンズの聖地として注目を集め、「児島ジーンズストリート」など、新しい観光のかたちとして、児島の産業と伝統を全国へと発信しています。

高城染工では、できるだけ岡山県産の生地とパーツを使用し、生地裁断・縫製・洗い加工等々の工程は、児島の市井に生きるそれぞれのプロフェッショナルたちと協働。地域で繋がり共有し合える、そんな循環できるものづくりをしています。

地域内で一貫した工程を行っている児島では、女性の社会進出や共働きが当たり前になる以前より、組縫(くにゅう)と呼ばれる仕組みで女性の労働力を維持していました。
組縫(くにゅう)とは、縫製外注組織のようなもの。自宅もしくは数名が集まったちょっとした工房で小ロットで短期の労働力を、柔軟に確保でき、そしてお母さんたちは家事育児をしながら自分のペースで仕事ができました。

生産量が減ってしまった今では、その多くが姿を消してしまいましたが、企業も地域に仕事をまわしていこう、地域住民も困っている仕事を手伝ってあげようという意識をもっています。単なる資本主義的な関係性ではなく、地域のつながりと昔ながらの職人気質とのふれあいが今も児島を支えています。

 

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blue in green 紺屋の挑戦

世界最古の染料と呼ばれる藍。
そして、1500年以上前の飛鳥時代に中国から日本に伝わり、江戸時代には人々の暮らしに深く根ざし、「ジャパン・ブルー」と呼ばれた、凛とした深く美しい青。そんな藍染を、今も手作業で行い、独自の色を守り続けているのが、高城染工4代目代表の角南浩彦さんです。

2005年から立ち上げたオリジナルブランド「blue in green」は、空気に触れ酸化することによってしだいに緑から青へと移り変わる藍の特性と、4代目夫妻が愛聴するマイルス・デイヴィスの曲名に由来しています。

代々受け継がれてきた色に対するこだわりと経験を受け継ぎ、ふたりは、大正時代の木組みが残る染め場で、素材の持つ特性を考え、細かい部分にも染料がしっかりと染み込むよう、丁寧に大切に、自分たちが作ったものを日々染めあげます。

さらにファクトリーブランドならではのこだわりが「染め直し」。
染め直しは、新たな再生への前向きな選択肢。現代の紺屋(染め屋)である高城染工が提案する、旧くも新しいかたちです。手染めだからできること、人の手のぬくもり、伝わる想いや情熱を大切にし、さらに繋いできます。

 

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「blue in green 」高城染工

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