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2021.05.24

廃瓶から開花した沖縄の美「琉球硝子」 再生 地球環境 持続可能性 沖縄 琉球硝子

琉球硝子は、沖縄で生まれた、廃瓶や廃硝子を原料とした、環境にやさしい工芸品。素材を生かし、沖縄ならではの発想と技で作り上げました。

琉球硝子は、明治中期に長崎や大阪等から移った職人が、ランプの帆や漬物瓶等を作ったのが始まりと言われています。原料の枯渇や戦争の影響で、戦前の硝子工房は全てなくなってしまいました。現在残っている琉球硝子は、第二次大戦後に発展したものです。

再生硝子を使う製法は、戦後の資源不足から生まれ、戦後の何も無い所から、廃瓶や窓硝子を再生利用し、生活の為の瓶などを作り立ち上がりました。通常の硝子成形では気泡が入ると失敗とされます。しかし、再生硝子を使うと気泡が生まれやすく、完全になくすのは困難なこと。そこで、気泡も美しさとして生かしていこうと、細かな泡をあえて残すようになりました。沖縄の人々はそこに独特の美しさを見出し、この素材だからこそ生まれるものづくりへと発展させてきたのです。その後、コーラやスプライトなどアメリカから入ってきた、色付きの瓶を再生した物が、米兵のお土産として重宝され、現在まで沖縄観光のお土産として発展してきました。

冷蔵庫の普及と共に、沖縄でよく飲まれる泡盛をロックで飲む機会も多くなり、旧来の酒器であるカラカラから、硝子を使うようになりました。このことが、沖縄が観光地化するにつれ、「琉球硝子」として人気が出ました。

現在は、いわゆる沖縄ブームもあって硝子工房も増え、それぞれが腕を競い合い、廃瓶だけではなく新規にガラスの溶解からの制作も始められています。 新たな材料や手法なども取り入れて、表現方法も芸術的な作品からお土産向けまで多彩です。

琉球ガラスの「現代の名工 稲嶺盛吉」は、それまで商品として流通させる事ができなかった気泡が入ったグラスを、逆に特徴として、泡ガラスという独自の作風を確立し、独特の作風で県内外や海外に向けて沖縄のガラス工芸を知らしめています。その息子である稲嶺盛一郎は盛吉の技術を受け継ぎ守るとともに、常に新しい物を生み出そうとする情熱も受け継いでいます。

『土紋ガラス』は、読谷の珊瑚土を溶けたガラスに溶融させることで、土紋を表現します。付着しているのは珊瑚のカルシウムです。ひびわれた模様とざらざらとした手触りが独特です。上部は白い珊瑚土、下部は赤い珊瑚土を使用します。陶器の質感とガラスの質感を融合させた、稲嶺盛一郎のガラスのこれまでにない新境地です。
今回届いた『土紋ガラス』はこれまでのものに比べ、更に倍の行程を経て土が重ねられ、より立体感を増し、地表を思わせるような新しい表情を見せてくれています。是非この機会に直に手に取ってご覧下さい。

 

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琉球硝子の「現代の名工 稲嶺盛吉」は、それまで商品として流通させる事ができなかった気泡が入ったグラスを、逆に特徴として、泡硝子という独自の作風を確立し、独特の作風で県内外や海外に向けて沖縄の硝子工芸を知らしめています。その息子である稲嶺盛一郎は盛吉の技術を受け継ぎ守るとともに、常に新しい物を生み出そうとする情熱も受け継いでいます。

『土紋硝子』は、読谷の珊瑚土を溶けた硝子に溶融させることで、土紋を表現します。付着しているのは珊瑚のカルシウムです。ひび割れた模様とざらざらとした手触りが独特です。上部は白い珊瑚土、下部は赤い珊瑚土を使用します。陶器の質感と硝子の質感を融合させた、稲嶺盛一郎のガラスのこれまでにない新境地です。
今回届いた『土紋硝子』はこれまでのものに比べ、更に倍の行程を経て土が重ねられ、より立体感を増し、地表を思わせるような新しい表情を見せてくれています。是非この機会に直に手に取ってご覧下さい。

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