2023.05.19
[イベント]漆の学校-第1回 ウルシと漆で地域づくり 漆講座 漆 静岡 持続可能性 SDGs イベント サスティナブル 地方
昨年度も好評いただいた「オクシズ『漆』の学校」有楽町分校が今年も開校します!第1回目は、2023年6月17日(土)に開催いたします。受講された方には、うれしいお土産も! 本年度は、NHKの大河ドラマ「どうする家康」の舞台としてもクローズアップされる静岡市。江戸時代に花咲いた駿州の「漆」文化に是非、触れてみてください。
有楽町分校、2023年度の第1回目は「ウルシと漆で地域づくり」について。
徳川家康公を荘厳するため、漆をふんだんに使った文化財、国宝や重要文化財に認定された久能山東照宮、静岡浅間神社。その修復に必要な国産漆を確保するため、静岡市の奥(オクシズ)でウルシの栽培が始まりました。ウルシ(樹木)と漆(樹脂を含んだ樹液、工芸材料)で循環する地域づくりを進めるプロジェクトの全体像と進捗状況をお話します。
「漆」で歴史を未来に繋ぐSDGs
「漆」が急に注目されるようになったのは、2015年。文化庁が「国宝や重要文化財の修復には国産漆を原則として使用するように」との通達を出したことから始まります。しかし、国内の漆産業では、原料となる漆の約95%を中国を中心とする輸入に頼っているのが現状です。
国宝、重要文化財に認定された漆の建造物が数多くある静岡市では、この現状を改善すべく、その歴史文化を未来に繋げる「漆」のプロジェクトを始めています。
「漆」は知れば知るほど面白い素材。古代から活用されてきた塗料としての漆は自然界のプラスチックでもあり、環境を考えなければならない今の地球を救う素材かもしれません。また、自然の樹木で最も鮮やかな黄色とされる「ウルシ」の木材としての魅力、薬膳料理として活用する文化もあります。
静岡市内では、本年度6回の講座を開催します。有楽町分校ではそのうちの3回をオンラインで繋いでの開催となります。詳細は当HP下部をご覧ください。
開催概要
- 内容
- 第1回 ウルシと漆で地域づくり―徳川家康公初恋の地で花開いた漆文化
- 講師
- 森田みか(オクシズ漆の里プロジェクト総合アドバイザー)
関本早苗(静岡市中山間地振興課) - 日時
- 6月17日(土) 13:30~
- 定員
- 15名
- 会場
- Sustaina Station DaiDai
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル B1F - 参加費
- 500円(税込)
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* 定員に達し次第、受付終了といたします。
* 時間は若干前後する場合がございます。予めご了承ください。
* 受講料のご入金の確認を待ちまして「受講確定」とさせていただきます。「受講確定」後キャンセル・受講料の払戻しはできませんことをご了承ください。
* 予定しております内容が余儀なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
* 災害などのやむを得ない事情による開催中止を除き、参加費の返金は致しません。
静岡本校での講座スケジュール
「オクシズ『漆』の学校」は、「ウルシ」と「漆」を総合的に、またSDGsの視点から捉えるための一般市民向けの講座です。
第1回 6月17日(土) ウルシと漆で地域づくり ※有楽町分校の講座はこちら
第2回 7月 8日(土) 漆の科学(抗菌性等)
第3回 8月12日(土) ウルシという木の話 ※有楽町分校の講座はこちら
第4回 9月 9日(土) ウルシ・漆の産業的、経済的価値
第5回10月 7日(土) 江戸時代に全国から集められた職人とその後の話 ※有楽町分校の講座はこちら
第6回11月18日(土) 静岡浅間神社で漆の構造物を学ぶ/浅間さんぽ
今後、6回の講座受講を受験資格とした「漆検定」を計画中です。「漆」と「ウルシ」を多方面から理解し、SDGsの取組に繋げていただける方を検定試験で「オクシズ『漆』伝道師」として認定していく予定です。
※昨年度(令和4年度)の受講分も対象です。
※検定試験日、検定料等は未定です。