2022.10.10
[レポート]岩手県久慈市まめぶ~まめぶがフランスと繋がる~ 北岩手 地球環境 持続可能性 国際文化交流 まめぶ汁 久慈市 グルメ SDGs フランス PRODUCTS
この度10/4(火)にSustaina Station DaiDaiにて「岩手県久慈市」と「まめぶ」の文化をフランスと繋げるEVENTが開催されました。
岩手県久慈市が舞台の、朝の連続ドラマで有名になった郷土料理「まめぶ汁」をフランスの方に紹介。
「まめぶ」とは煮干しや昆布だしが利いた醤油系の汁に、身近な野菜や焼き豆腐などの具と、くるみの入った小麦粉の団子「まめぶ」を入れて煮込んだ久慈市山形町(旧山形村)の郷土料理です。
凶作が続いた江戸時代に、「ハレの食事」の麺類に代わる代用食として、小麦粉にくるみの実を包んだ団子を食べていたのではないかと言われています。
名前の由来は、「豆粒大である」ことや「まり麩(ふ)に似ている」からという説や、「忠実忠実(まめまめ)しく健康で達者に暮らすという願いを込めてつけられた」という説があり、地域や家庭により入れる野菜などは異なりますが、煮干しと昆布でだしをとること、醤油味であること、団子にくるみを入れることは共通しています。団子に黒砂糖を入れることもあり、汁の塩気と黒砂糖の甘みが同時に楽しめる独自の味です。
このような文化や背景をサスティナブル(持続可能な)をコンセプトとするSustaina Station DaiDaiにて知って頂き、食して頂き、感じて頂けるようなイベントとして、今回は現地の方とオンラインで繋ぎ交流を深めました。
紹介映像はフランス語で翻訳をし、まめぶと岩手県久慈市の文化をお伝えしました。
「まめぶ」を食べた連続ドラマの主人公は「甘いんだか、しょぱいんだか」と表現しましたが、フランスの方は味は美味しいし「まめぶ」の「ぶ」が暖かく、丸くて素敵な響きですねと表現してくれました。日本人の感覚と違う素敵な表現でした。
もっと色々な各国の方々が「まめぶ」を食べることで、他にも沢山の素敵な言葉が生まれ、交流の輪が更に広がって行けばいいなと思いました。